こんにちは。 タケです。
先日enjoy会は、「鈴鹿の上高地」とよばれる愛知川上流部の、
峡谷歩きへいってきました。
今回のコースの出発地となる菰野町の朝明渓谷へと向かいます。
国道306号線を北へ走り、菰野町役場をすぎて間もなく県道762号線へ左折し、
そのまま道なりに山方面へ進むと朝明渓谷に到着します。
朝明ヒュッテ駐車場へ車を停めて出発します。 (駐車料金¥500/一日)
朝明渓谷は、いろんな山へとむかう拠点となっています。
しばらくは林道を進めていきます。
これからむかう「羽鳥峰峠」が見えています。
紅葉がまだちょっとだけ残っています。
青空もきれいです。
駐車地から約50分、羽鳥峰峠に着きました。
峠から、すぐそこのところに羽鳥峰が見えています。
羽鳥峰(標高823m)です。
ひんやりした空気が漂う「羽鳥峰湿原」を通り、
愛知川が流れる滋賀県側へと、峠から下っていきます。
所々に、分かりやすく道標があります。
沢の音を聞きながら、ゆるい傾斜の道を約40分下っていくと、
すこし広くなったところへ着きました。
ヒロ沢出合といい、ここまで道に沿って流れていたヒロ沢が、
愛知川上流部は神崎川という名がついています。
ここから北へ行けば、白滝谷・杠葉尾方面ですが、
今回は杉峠方面へと向かいます。
しばらく休憩します。
流れる水も澄みきっていて、すばらしい渓谷が続いています。
ここがうわさの愛知川・・・、さすが上高地に例えられるはずですね。
ここからのコースにもますます期待が大きくなります。
渡渉したところにも道標がありました。
ヒロ沢から愛知川左岸を約30分進めると、「お金谷出合」というところに着きました。
ここから「お金明神」をめざします。 立札に小さく「往復40分」と書かれています。
テープなどの印が分かりやすくあるので、
迷う心配は思ったよりなさそうです。
どんどん登っていくと、なにか大きな岩が見えてきました。
昔から、この山々で仕事をする人たちが、山の守り神として崇め、
祀った明神様です。
お金明神のお顔が現れました。
うしろから太陽が照らし、その神々しい姿にお祈りするマナさんを包み込んでいます。
山の奥地の聖域の、なんとも神秘的な雰囲気・・・
ふつうの山登りではなかなか味わえませんね。
さて、お金谷出合まで戻り、愛知川に沿ってさらに上流へ向かいます。
約20分歩くと、立札が見えてきました。
どうやら大瀞(おおとろ)の分岐まで来たようです。
山仕事の人のために架けられた橋は、
現在は壊れていて渡れないとのことです。
河原へ下りていくと…
まさに絶景です!
写真では伝えにくいのですが、
ほんとにいいところへ来たなぁ!という感じです。
自然と深呼吸ばかりしていたら、お腹もすいたので、ここでお昼ご飯にします。
ラーメンとそのあとの雑炊。 enjoy会の冬の定番メニューです。
ほんとにワンパターンな僕たちですが、最終的にいつもこのチョイスです。
そして食後はやっぱりこの香りが欲しいですね。
いい場所ではのんびりしたいので、今回もほんとゆっくりしてしまいました。
鉄橋が渡れないため、本流を徒渉します。
水量が多いと水に入りながら渡らないといけないですが、
今回は石の上を歩くことができます。
壊れた橋はこのような感じです。
いつか落ちるんではないかと思ってしまいます。
橋を通れたとしたら、またいい眺めだったのでしょう。
さて、ここからまた三重県側へ向かって出発です。
何度か振り返りながら、愛知川の峡谷をあとにします。
下水晶谷にそった道、ゆるやかに登りながら気持ちよく歩いていきます。
大瀞から約25分進めると、広い空が見えてきました。
中峠へ到着です。
尾根は、南が根ノ平峠へ、北が羽鳥峰へと道がつながります。
紅葉のピークはすごいきれいなんでしょうね。
猫岳・釈迦ヶ岳もよく見えています。
朝通った林道に出ます。
駐車場に到着です。
さて、今回もとても楽しいenjoy会となりました。
僕は初めて来た愛知川でしたが、うわさ通りのすばらしい峡谷の雰囲気を
堪能できて、最高でした。 マナさんいわく、「春もいいよ」とのことで、
ぜひまた来ようと思いました。
渡渉するところもあるので、水かさも要チェックですが、
みなさんもぜひ行ってみてください。
では、また。 タケ