こんにちは。 タケです。
すっきり晴れる日の少ないこの夏でしたが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
前回から約2ヶ月ぶりのenjoy会ですが、
今回は大紀町へと向かいました。
ツヅラト峠までの古道歩きと、峠からはさらに山を登り
郡界嶺(ぐんかいみね)という山をめざします。
国道42号線で大内山から紀伊長島方面へ車を進め、
梅ヶ谷交差点で県道758号線に入ります。
そこから5分程進めたところに車を停めます。(2~3台分のスペース)
あちこちに分かりやすく道標があります。
宮川水系の最上流のひとつとのこと。
クマ目撃情報の立札が立っています。
鈴もラジオも持ってないのを悔やみつつ、峠をめざして
登り始めます。
ツヅラト峠からこちら(大紀町)側は、石畳ではなく自然に近い道が続きます。
駐車地から約30分、標高357mのツヅラト峠に到着です。
伊勢から熊野三山を目指す巡礼者が、初めて熊野の海を目にした場所です。
眼下に紀伊長島町の景色。
そして西方向を見ると、大きな入道雲と大峰山脈が見えます。
ここからは熊野古道から離れ、東の尾根道を歩いていきます。
先を進めましょう。
植林と自然林の間を縫うように歩いていきます。
先を行くマナさんはクモの巣だらけの道と格闘中です。
こまかい登り下りが続きます。
けっこうな急斜面もあり、ちょっと息が上がります。
駐車地から1時間半、今回の目的地、郡界嶺に着きました。
標高は535m。
かつて伊勢の国と紀伊の国の国境だったそうで、
郡の境であったこともあり「郡界嶺」と名がついたということです。
頂上はけっこう木が茂っているので視界はひらけていません。
少しひらけた所からは山里の町と近辺の山々が見えます。
休憩をとるのに眺めの良さそうな所をめざして先を進めます。
ここは「芦谷ノ高」というピークです。
荷坂峠に続く道との分岐点です。
すこし下ったところから見た郡界嶺です。
郡界嶺から20分ぐらい歩くと、西側の視界がパッとひらけた所にきました。
ここならのんびりできそうです。
天候も最高です。
こんなに広い青空を眺めたのはひさしぶりという気がします。
遠くに大台山系の山々が見えています。
今回のコースの中では間違いなく一番の休憩スポットでしょう。
二人でイスを並べ、ひたすらボーっと景色をながめます。
たっぷりとした休憩を終え、歩き出すと間もなく「冬青平」と呼ばれる地点にきました。
左の方向にもテープが巻かれています。
時間的にも予定よりだいぶ早めなので、左の道を確かめようと
どんどん下ってみたのですが、途中で道は無くなりました。
赤テープが巻かれた木には、林業の白いペイントもされていたので
登山道を示すものではなかったのでしょうか・・・。
冬青平まで戻り、予定のルートで下ります。
古道歩きの雰囲気も味わえ、里山登りもミックスという
今回のコースは、休憩を含めても5時間程度の
行程でしたが、夏の里山のすばらしさを十分楽しむことができました。
これから季節が進んで秋にまた来てもいいだろうなと思いました。
高速道路を使うとアクセスもとてもよくなった大紀町方面。
みなさんもいかがですか。
ではまた。 タケ