こんにちは。 タケです。
今回のenjoy会は今話題の大杉谷に行ってきました。
何故話題なのか知らない人の為に説明しますと
この大杉谷は10年前の台風被害で一部の区間が
土砂崩れにより崩壊していました。
しかし、今年の4月に本開通したのです。
それを聞いてから、ずっと店長と行きたいなと話していたのですが
なかなか行けずじまいでした。
なんとか、時間をさいて知人のUさんを誘い5月20日に行ってきました!!
この日の天気は曇りのち雨予報・・・
山の奥ではさすがに降られるかなと覚悟もしながら、登山口へと向かいました。
5時過ぎ、第3発電所手前の駐車地に到着。
靴を履き替えます。
季節到来でお店でも売れ出したヒルよけスプレーを吹いておきます。
5時半過ぎ、秘境に向けて出発です。
天候は今のところ思ったより良さそうです。
そのうち太陽もうかがえそうな明るい空です。
深い深い自然のなかへ入っていく・・・。
ワクワクしつつも、
だんだんと気持ちがリラックスしていきます。
登山口から約1時間、千尋滝に着きました。
たしかにすごい落差ですが、1尋=約1.8メートルなので・・・
まぁ、この壮大さならネーミングにも 納得です。
ずっと見ていたいようなすばらしい滝ですが、
先を進めましょう。
登山口から1時間45分、シシ渕に到着です。
大杉谷のシンボル的なこの絶景は、
パンフレットの表紙などでもよく見ます。
ここは、とてもいい風の吹く場所です。
10分間ザックを下ろして休み、
再び登山道に戻ります。
平等嵓と名の付いた大きな岩山です。
この巨大さは、写真では伝えるのがむずかしいです。
シシ淵から50分、桃の木山の家に到着。
こんな秘境にありながら、定員330名という関西最大級の山小屋です。
ヒノキ風呂もあるそうで、いつか泊まってみたいものです。
先を進めましょう。
桃の木山の家から20分で、七ツ釜滝に着きました。
ここには広めの東屋があり、ゆっくりと休憩することができます。
「日本の滝100選」にも入る名瀑を見つめながら、
糖分のあるお菓子などでエネルギーを取り、ひと息つきます。
ここまでの進み具合と予定とを確認し直します。
今のところいいペースで来ているようです。
目指すは堂倉滝。
息も整ったところで、再出発です。
大きな滝を巻く道は、必然と険しくなります。
歩いていても、気を抜くと危なそうなところだなという箇所に
いくつも出会います。
七ツ釜滝から15分、行く手にすごい光景が現れました。
光滝下流側の崩落地です。
10年前の台風で、大きく地形が変わった部分のひとつで、
大きな岩の山肌が崩れて積み重なってできた、まるで岩の砦のようです。
これはまさに新名所といえるでしょう!
大きな岩と岩のすき間を細かくした石で埋め、
通れるように道がつくられています。
復旧作業は想像をこえる大変さだったでしょうね。
落差40mの、光滝が見えます。
距離をおいて見える滝の姿もまたいいものです。
こちらは隠れ滝。
滝自体はほんとうに隠れていて見えません。
滝壺(?)はとても深そうで、その濃い深緑は
とても印象的なきれいな色でした。。
さすがに陽射しはなくなってきましたが、
まだ雨が降る気配もないようです。
登山口から約5時間、ようやくこの日の目的地である
堂倉滝に到着しました。
横幅も大きくて、圧倒的な迫力です。
あのシシ淵の静かな光景とは対照的ですが、
この堂倉滝もまた、やっぱり大杉谷の象徴という感じです。
記念撮影で一枚撮って・・・
滝と滝壺の大きさを伝えたいので、もう一枚です。
さて、お腹のすき具合が限界です。
お昼ご飯にしましょう。
滝を眺めながら、水が落ちる轟音を聞きながら、
そして秘境の雰囲気に包まれながら食べるご飯はとてもおいしかったです。
長い距離を戻らないといけないので、
そんなにゆっくりもしていられません。
再び歩く準備を整え、帰り道を進めましょう。
帰り道も、危険箇所を通るたびに気を引き締めます。
多くの事故は帰り道に起っています。
足腰が疲れ、集中力も切れがちな時こそ
注意が必要といえます。
その後も雨に降られることなく、無事に下山したenjoy会でした。
10年ぶりに本開通し、再び秘境の深部まで行くことができるようになった
大杉谷。 今回のenjoy会は、なんとか日帰りで行けるところまで行きたいと
いう思いで、堂倉滝までの往復コースを計画しました。
結果は天候にも恵まれ(悪天候にならず)、順調なペースを保てたので
計画通りにこのコースを堪能することができました。
約19㎞の道のりは、歩きごたえもありましたが、それ以上に
この峡谷の深い自然は見ごたえがあって、とても楽しい山行となりました。
みなさんも秘境へ、いかがですか?
ではまた。 タケ