NOTE

REPORT 2014.03.19

綿向山★enjoy会

こんにちは。 タケです。

 

先日enjoy会で、滋賀県の綿向山へ登ってきましたので報告します。

 

 

 





伊勢から高速道路で関までいくと、鈴鹿方面の山々は麓まで真っ白になっていました。

さらに国道1号線で滋賀県へ入ると、山里はすごい積雪です。

 

数日間の寒の戻りと低気圧がこの日の朝までかなりの雪を降らしたようです。

 


登山口へ向かう車中から綿向山方面です。

山の上の方はまだ降っていそうです。

 




駐車地もこんな状態です。 


とても滑りやすい路面に気を付けながら、出発です。




綿向山は標高1110mの山で、コースもよく整備されていて登りやすく、人気の山だと聞いていました。

この日もこんな雪の状況でも、先を歩く登山者が数組いるようです。

 



本来はこの駐車場を利用するのが便がよさそうです。

 






どどうやら天気予報通り、晴れてきたようです。

木々に付きたての雪が、すごくきれいです。

 

駐車地を出て約25分、林道終点の登山口につきました。

 


ここに「ヒミズ谷出合小屋」があり、登山届を出します。

 

とりあえず靴だけでいけそうなので軽アイゼンなどは付けずに歩き出します。





植林の中の、ひたすらジグザグした道を進めていきます。

 






一歩一歩がだんだんと重たくなってきました。

登るにつれ雪が深くなっていきます。

 


黒い壁と赤い屋根が雪面に映える、五合目小屋に到着しました。

 

鳴らすことができる鐘もついていて、いい雰囲気があります。

 

ここで輪かんじきを付けながら、すこしの休憩をとります。

 



らくらくに足を運べるようになりました。

この6合目ぐらいから一帯は自然林となり、雰囲気が変わります。

 

雪の結晶で覆われた木々が、しずかに出迎えてくれます。







7合目に来ました。

綿向山は行者信仰の山でもあります。 ここにも祠があります。

 

この時期は「冬季ルート」を進めます。

直登が連続する、けっこう体力を使う部分です。

 

汗も出ますが、氷の世界がすぐに冷やしてくれます。

 




稜線まで来ると、あとは少しで頂上が見えてきました。

 


 

標高1110m、綿向山の頂です。





 

東に向けて展望図が描かれています。

視界が良ければいろんな山々が見渡せます。

 

ですが、この日は天候はかなり良いのですが、近くの雨乞岳もガスに覆われていて見えません。

 

少しでも展望がよくなることを祈りつつ、お昼ご飯にします。

 



 

今回はおにぎりと、冷めやすいカップのインスタントスープにした僕でしたが、

みそラーメンと、そのあとで火にかけ直してつくった雑炊といういつものメニューで温まっているマナさんを

見て、ちょっとうらやましくなりました。  雪山ではやっぱり温まるものが一番ですね。

 




 

食べているうちに、東の方のガスが少し晴れてきました。

 

雨乞岳はあいかわらず見えませんが、鎌ヶ岳の姿がしっかり見えてきました。

 

この景色が見れただけでもすばらしいですね!








1970年に建てられた大ケルン。

2020年に開封されるタイムカプセルが入っているそうです。

 


さて、先をすすめましょう。

 



竜王山へのミニ縦走というのが今回の予定なので、そのルートへ入ってみて、積雪量とトレースの

 

有無を確かめに行ってみます。

 




分岐から進めて間もなく、トレースは無くなりました。

雪の量も登ってきた側よりもたくさんありそうです。

 

かんじきを履いてないと1m近く足が埋まってしまいそうです。

 

状況を考えたうえで、今回は来たルートで下りることに決めます。

 



それにしても、稜線近くの木々はすごい雪の付き方です。

迫力あります。

 

すっかり樹氷風景に圧倒されましたが、そろそろ下山しましょう。







いける所ではもちろんソリです。

直登してきた道は恰好のすべり台と化します。

 

雪山はほんと楽しめます!

 



もうすべる所がなくなり、マナさんの背中がさみしそうです。

 






あっという間に五合目小屋まで戻ってきました。

 

行きには霞んで見えにくかった近江盆地や琵琶湖、比良山地がきれいに見渡せます。

 

4合目でコーヒーをいれ、のんびりと綿向山の雰囲気を楽しみました。

 



駐車場所に帰ってくると、解けた雪が路面の上で蒸気になって煙っていました。

 

気温がすごく上がったんですね。

 

ということで、無事下山となった今回のenjoy会でした。

 

この朝までの寒気が、前回に続きまたまた最高の雪山登山を楽しませてくれましたが、

 

次回この山へ来るときには、ぜひ竜王山まで行ってみたいなと思いました。

 

綿向山は噂通りのとてもいい山でした。

 

多くの人に親しまれている理由が分かった気がします。

 

みなさんもぜひ登ってみて下さい。

 

ではまた。  タケ

 

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