こんにちは。 タケです。
今回のenjoy会は、登山はちょっとお休みして熊野方面へとドライブと散策に出かけました。
朝4時半に伊勢を出発すると、まだうす暗い熊野市へと到着しました。
高速道路も紀伊長島まで伸びていて、その先も途切れながらも自動車専用道ができているので、
はやく行くことができ、「遠いなぁ」というイメージは意外とありません。
まず最初は熊野本宮大社に着きました。
朝7時の門前町にはほとんど人はいません。 朝の霧がのこる中、参拝にむかいます。
静まりかえった境内です。
ただただ、神聖な場所なんだなぁ・・・という空気を感じます。
本宮大社をでて次は那智大社へとむかいます。
熊野川沿いに走る国道は、やっと濃い霧が晴れつつあります。
新宮へと通じるバイパス道はとても見晴らしがよく、ふだん見慣れない景色を堪能できます。
天気も予報どおりに快晴になりました。
さて、熊野那智大社につきました。
太陽は高くなり、晴れやかな雰囲気の境内です。
神社の横には青岸渡寺というお寺があります。
西国三十三カ所めぐりの、第一番目の札所です。
さらに歩いていくと、那智の滝がだんだん近くに見えてきました。
滝の方へ行ってみましょう。
滝のある方へ向かうにつれ、ひんやりした空気になってきました。
眼前に壮観な滝があらわれました。
もともとは、この大きな滝の神様を祀ったのが那智大社だったそうです。
虹が出ていてきれいです。
戻りの小路、「今日は体を動かしてないなぁ。」と言いつつ、ランニングをはじめるマナさん。
新宮市内に戻り、熊野速玉大社へとやってきました。
こちらも青空に映える朱塗りの社屋がきれいです。
境内のモミジです。
まだ散っていなくて、まっ赤です。
しばらく眺めてしましました。
時計を見るとちょうどお昼です。
どこかでご飯を食べましょう。
いつもなら大きな岩の上で、とか切り株に腰かけて、というお昼ごはんですが、
今回のenjoy会は小旅行といった感じなので、それらしくいきましょう。
新宮から熊野へむかう道でみつけた道の駅に立ち寄ります。
腹ごしらえも済ませ、「まだまだ熊野を廻ろう」ということで、
次にむかったのは大丹倉(おおにぐら)と呼ばれる大きな岩山です。
高さ300m、幅500mの大絶壁です。
三重県指定文化財で、三重を代表する自然の第1位に選ばれたスポットです。
なるほどですね。 すごい迫力です。
今回は登りませんが、ちがう林道を使えば頂上へも行けるらしいので、
機会があれば行ってみたいです。
大丹倉から車を1時間弱走らせると、有名な景観スポット、「丸山千枚田」へと着きました。
さっそく記念撮影をします。
この季節だからなのか、ほとんど見物客はおらず、しずかでのんびりした雰囲気の千枚田です。
上の方から見おろす位置にある東屋でコーヒーを淹れてひと休憩します。
12月というのが信じられないくらい穏やかな気候で、
少し傾きかけた太陽をポカポカに浴びながらくつろぎます。
ほんとうに気持ちいいです。
さて、丸山千枚田から熊野の海岸へと戻り、「花の窟(はなのいわや)神社」へと寄ります。
神社や神さまのことに詳しいバッドパームス社長のオススメの神社です。
社殿は無く、大きな岩そのものが御神体となっています。
熊野三山や伊勢神宮のできる前の、太古の自然崇拝のかたちです。
そんなに広くない場所なのに、なにか大きなものを感じました。
花の窟を後にする頃には、もう陽もずいぶん傾いてきました。
あとは「熊野といえば」という名所、「獅子岩」と「鬼ヶ城」へと寄りました。
いつも山の中で感じるスケールの大きさを、今回は海でも感じます。
自然ってほんとすごいなぁ、と実感です。
今回は登山ではありませんでしたが、距離的にはすこし遠くて今まであまり行けなかった
南紀地方の自然(ひとが創ったものも含めて)に近づけた一日でした。
しかもそのほとんどが世界遺産ですから感動です。
道路が整備され、より身近になったこの地方に、次回は登山の計画で来たいものだと思いました。
ではまた。 タケ