こんにちは。 タケです。
先日、三重県大台町にある古ヶ丸山に登ってきましたので、
その様子をお伝えします。
紀勢道を大宮大台ICでおり、宮川に沿って県道31号線、国道422号線と進めます。
古ヶ丸尾根コースの登山口は宮川ダム手前約7㎞のところにある「からすき谷公園」にありますが
今回はからすき谷をはさんで、北側の尾根コースから南側の古ヶ丸尾根コースへと周回します。
からすき谷公園には、駐車場・トイレと更衣室まであります。
準備をして、出発です。
車で来た道を歩いて少し戻り、この辺りかなと地図で確かめてから、尾根へと登り始めます。
最初からすごい傾斜です。
朝のおいしい空気をゆっくり味わうことなく、全開の登りモードです。
息があがります。
下調べではあまり人が入っていない道という感じだったので覚悟はしていたのですが、
予想通りの道なき道です。
地形は分かりやすいですが、時々きちんと地図を見てたしかめます。
とつぜん現れた大きな松の木。
枝の伸ばし方がすごい生命力を感じさせます。
この山は岩が多いです。
基本的には尾根を歩くのですが、所々おおきな岩のピークを巻いて進めます。
咲きかけたシャクナゲを発見しました。
このコースにはシャクナゲが群生していて、時季にはすばらしい花の道になるそうです。
この日は2週間ほど早かったでしょうか。(enjoy会は4/18に行きました)
こちらはけっこう開花したコバノミツバツツジです。
ゴツゴツしたこの岩の山に、やさしい紫色のバランスがいいですね。
中腹を過ぎ、まわりの山々がよく見える高さになりました。
南西方向にめざす古ヶ丸山。 そして北に見えるのは迷岳です。
さぁ、まだまだ登っていきましょう。
ひたすら登り続け、古ヶ丸山と八景山を結ぶ登山道との分岐点まで来ました。
古ヶ丸山がすぐそこまで迫って見えます。
古ヶ丸山の手前のピークで昼食をとり、いよいよ最後の傾斜にとりつきます。
午後1時過ぎ、標高1211mの古ヶ丸山・山頂に到着です。
近くに白倉山、また真東に池木屋山がよく見えています。
南東方向には大台ケ原山。
台高山地のスケールの大きさを実感できる良い展望地です。
さて、下りも2、3時間かかることです。
古ヶ丸山から20分、標高1056mの奥芋口です。
このそばにカラスキ谷からのコースとの分岐があります。
下りもやっぱり急な傾斜の所が多いです。
そして岩の表面も崩れやすいので落石に要注意です。
標高971m、清治山です。
シャクナゲです。
登りの登山道でもごくわずか咲いていましたが、
こちらの道でもこの木一本だけが花を付けていました。
花のシーズンのピークにはまだですが、いろんな植物が芽を出していてとても良い季節です。
標高865m、柁山です。
この日は山の上でも温度計は23度を指していました。
午後になってもとてもいい天気です。
このコースも急な坂が長く続き、下りでも足にはこたえます。
ずいぶん下ってきてもまだ宮川があんなに遠く見えています。
けっこう高い山だったんだなぁと、むしろ登りよりも感じます。
水が透明でキラキラしています。 疲れが癒えます。
さて、無事に下山です。
今回登ったこの古ヶ丸山周辺は、やっぱりなんと言っても花の木が多いので、
時季のピークにはもっとすばらしい景色が見られます。
一般的にはカラスキ谷に沿ったコースと、僕たちが下りで通った古ヶ丸尾根コースが
道もしっかりしているので歩きやすいのではないかと思います。
みなさんもぜひ行ってみて下さい。
ではまた。