こんにちは。 タケです。
まだ時には冷たい風も吹きますが、春本番の到来も近いなと感じる最近です。
この時季に気になる山といえば、やっぱりあの花の咲く藤原岳です。
そう、今回のenjoy会はフクジュソウの咲き具合をたしかめに、いなべ市へと向かいました。
前日の雨もあがり、天気予報どおりの上天気となりました。
御在所岳もきれいに見えています。
山の上の方にはまだ雪が残っています。
今日も前回と同じく大貝戸登山道から登ります。(聖宝寺登山道は今年3月末まで通行止め)
駐車場で準備を整え、出発です。
泥対策のレインスパッツも付けていきます。
平日ですが登山者もけっこう来ていて、さすがこの季節の藤原岳だなぁという感じです。
四合目まで来てザックをおろし、一息つきます。
それにしても今日の気候はおだやかそのものです。
みんな夏の装いで登っています。
植林の中を行き、しばらく雑木林の中になり、また植林・・
ひたすら登っていきますが、この部分はそれほど斜度はない方で淡々としたペースでいけます。
八合目が見えました。
思った通り、ここから先は雪の上を歩く部分もありそうです。
ここからは冬季登山道と夏季登山道にわかれますが、今日は花の咲く部分の多い後者で登ります。
軽アイゼンは全然必要なさそうですが、溶けかけの雪道はぐちゃぐちゃな状態の所もたくさんあります。
油断すると滑りやすい足元にきをつけながら進めていくと・・
ありました! よく見るとあちこちにフクジュソウが咲いています。
雪の解けたところから、木の幹の根元から、岩と岩の間から・・
けっこう咲いています。
まだ見頃のピークではありませんが、十分見ごたえあります。
ゆっくり見ていたい気持ちもありますが、先を進めましょう。
「見れたなぁ。 見れたなぁ。」
と話しながら登っているうちに避難小屋までたどりつきました。
トイレ休憩をとったあと、さてどこでお昼ご飯にしようと考えますが、
せっかくの今日のおだやかな上天気のもとなので、頂上でゆっくり過ごそうと思います。
頂上までの上り坂は、雪のたまった笹原の中の道で、今日の暖かさでみるみる解けているようです。
小さな川が勢いよく流れているほどです。
解けかけの部分は足がはまりこんでしまう所もあり、気をつけて歩きます。
頂上が見えました。
標高1144m、藤原岳山頂に到着です。
遠くは霞んでいますが、周辺の山々の迫力ある景色が見られます。
竜ヶ岳や御池岳がよく見えます。
さて、おなかの減り具合もピークになったところで
お昼ご飯にしましょう。
ふり向くとすごい笑顔でエネルギー補給しているまなさんでした。
風もほとんどない、すばらしい気候です。
ゆっくりくつろいでいきます。
さて、ぼちぼち再出発して天狗岩方面へと行ってみましょう。
避難小屋まで戻り、北西方面へのびる広い尾根道を行きます。
この道は緩やかで眺めも良くて、ほんと気持ちいい散策を楽しめます。
天狗岩へ到着です。
標高は1165mで、藤原岳より少し高いです。
岩場と吸い込まれそうになるような深い谷の景色がなんともアルペンっぽくていいですね。
コーヒーを淹れ、ここでもゆっくりします。
今年もやっぱりenjoy会は「ゆっくり登山派」ですね。
いい時間になったので下山しましょう。
避難小屋までの尾根道で、半袖姿の登山者とすれ違います。
今日はほんと春の陽気です。
芽吹きの季節も近いと思うと、楽しくなってきます。
そんなことを考えながら9合目も過ぎていくと、またまたフクジュソウの咲く場所まできました。
この時間、西日を受けたフクジュソウの姿もとてもきれいです。
色といい形といい、フクジュソウっていい感じですね。
4時過ぎの下山になりましたが、何度も言うように今日の天候は最高で、
陽がすっかり傾いた時間になっても上着を足すこともありませんでした。
春の夕暮れの、ほんとほのぼのとしたトレイルを楽しむことができました。
花の見ごろもまさにこれからという所なので、皆さんも行かれてはいかがですか。
それでは、また。